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9月に咲く花図鑑

9月に咲く花図鑑の中では、皆さんは何が好きでしょうか。日本列島は南北に細長い影響で、見頃の時期にも微妙な違いが生まれますが、共通している品種も多いと思います。多くの品種は夏の間には暑さに耐えて成長し、二十四節気の白露の時期には美しい姿で蘇ります。夏の時期に寝かせていた日本酒が秋上がりして美味しくなるのと同じで、9月に見頃になる品種も圧倒的な美しさで人々を楽しませてくれます。

敬老の日の時期が近くなると、田んぼの畦道ではヒガンバナが見頃を迎えます。高低差のある堤防に植栽されることも多いため、桜堤と一緒に鑑賞できる場所も少なくありません。高麗川の巾着田で見たことがありますが、見頃の時期には赤い絨毯のような景色になっていました。ヒガンバナの花言葉は情熱の二文字が代表的なもので、赤い色彩を表現していることがよく分かります。独立や再開も意味しているため、季節の変わり目に見頃になる花としての風格も備えています。

コスモスも人気の花で、日本全国の公園などで一斉に開花します。カオスとは真逆の言葉で、ギリシャ語では宇宙や秩序を意味しています。こうした経緯があるため、平和を象徴するような魅力があり、日本においても親しまれてきました。漢字では秋桜と表現することからも分かるように、春のソメイヨシノと同様に美しい桜色になる品種が多いです。コスモスの花言葉は、調和や乙女の真心が代表的で、ギリシャ語の秩序と共通するような要素があるようです。

ぼた餅に対しては、おはぎという菓子の呼び名があるのは、9月の彼岸を迎える時期にはハギが見頃になるためです。秋の七草に選ばれていることからも分かるように、日本人との結びつきは昔から強い植物です。マメ科に分類されていることから、エンドウ豆と似たような花を咲かせてくれます。ハギの花言葉では思案が代表的ですから、熟慮することを意味しているようです。これもコスモスと同様で、理性を働かせて考えることも意味している花言葉になるわけです。

キクも秋を代表する花の一つで、食用や薬用の用途も含めて、日本人との関わりが深いです。盆栽のように入念に手を加えて育てるため、中には芸術的な作品もあります。黄色や白色も含めて無数の品種があるのも、古来から日本人に愛されてきた経緯があるためではないでしょうか。キクの花言葉は高潔や高貴などの言葉が代表的ですから、極めて格調高い植物であることが分かります。黄色いキクは失恋も意味しているため、場合によっては切なさも感じられる植物です。